朝、いちばん幸福な五分を、わたしたちは毎朝、捨てている。
アラームを止めた瞬間の、あの絶望。布団を出たとたん、どこかへ消える幸福。——その五分を、ちゃんと味わうための作法が、二度寝です。
急に飛び起きるより、ゆっくり。目覚めの境目を、なだらかに。心と体に、やさしい助走をあげる。
一日で最初の達成感を、まだ何もしないうちに先取りする。これ以上の役得を、わたしは知らない。
お金も、道具も、特別な才能もいらない。誰の朝にも、まったく平等に、五分は訪れる。
| 二度寝 | 気合いの早起き | |
|---|---|---|
| 初期費用 | 〇円 | 強い意志 |
| 幸福度 | 最高潮 | その場かぎり |
| 続けやすさ | 努力ゼロ | 三日 |
| 必要なもの | 布団、それだけ | 覚悟 |
本日も、無料。
「人生で一番の投資でした。元手は、ゼロ円。」― 三十代・全人類
「気づいたら、昼でした。最高の体験です。」― 休日・布団の中より
「会社に遅刻しました。それでも、後悔はない。」― 効果には個人差があります